クラシック感想

gegege88

クラシック感想

　牡牝クラシックが幕を閉じた。
　今年はどちらも二冠馬が誕生すると言う、強さを見せつける形の結果になった。感想としては、強い世代と感じるとともに、運がなかったとも感じた。
　牡馬二冠のドゥラメンテは、皐月賞、日本ダービー共に力を見せ付けたものの、両前膝剥離骨折で今シーズンを棒に振った。復帰は来年の春ごろとのこと。
　牝馬二冠のミッキークイーンは、桜花賞にギリギリで除外され、その後オークスからの逆襲となった。

　ドゥラメンテはレース自体は余力を残した感じに見えたが、それまでのレース間隔や体の成長などで、ほぼ確実と言われた三冠を逃した。
　ミッキークイーンは、桜花賞を除外されると言うアクシデントにより、三冠のチャンスを棒に振った。

　たらればで話しをするものでもないし、競馬には絶対はない。だが、もう少しだけ二頭に運があったなら、牡牝三冠馬が同時に誕生すると言う歴史的瞬間が見られたかもしれないだけに、競馬ファンとしては悔やまれる。
　勝負の世界において、運が作用する場面と言うのは決して少なくない。競馬のように、実力があっても展開のあやで敗北することも、勝利をもぎ取ることもできるのなら尚更、運を味方につけることが重要になる。
　三冠と言う、一生に一度しかないチャンスを掴み切れなかった運の悪さが、この先も尾を引いてしまうのか、それとも良い方に転がっていくのか……。

　願わくば、後者であることを……そう僕は願っている。