gegege88 发表于 2016-3-10 15:13

鞍のお話し

鞍のお話し 競馬と乗馬、同じ馬に乗る競技でありながら、求めるものは全くの正反対。もちろん、使う用具なんかも変わってくる。
 今回は馬に乗るうえで一番重要な道具、鞍についてお話ししようと思います。

 まずはじめに、鞍は何種類があるかご存知でしょうか?
 正解は4種類。一つずつ解説していきます。

・総合鞍
 乗馬用の基本的な鞍。
 障害でも馬場でもオールマイティーに使うことができるが、その分特徴がないと言うもの。どちらにも適している分だけ、慣れてくると場面場面での不足を感じるところが多い。
 乗馬クラブで貸し出している鞍は、大体総合鞍。癖が少なく、誰にでも扱いやすいためである。
 価格は安いものなら、本体のみで10万円ほど。ただ、ある程度の期間を使っていこうと考えるなら、30万円前後のものをお勧めします。これぐらいの値段なら、乗りやすく、耐久性もある商品が多いです。

・障害鞍
 乗馬用の鞍。名前の通り、障害競技に特化した鞍。
 膝当ての部分のクッションが柔らかく、騎座止めなどがしっかりしているので、障害飛越の時に取る、前方騎座がスムーズにとりやすく、その時のバランスもとりやすい。
 鞍壺と呼ばれる部分は浅く、サドル部分自体がやや前掲しているのも特徴。鞍自体も、総合鞍や馬場鞍に比べてコンパクトで軽い。その分、正反動と言われる乗り方をするときは、とっても乗りにくい。
 まぁ、障害競技自体が、ほとんど駈歩なんですけどね。
 本気で障害競技を目指す人は、一背はもっておきましょう。価格は50万前後が主流です。もっと言えば、競技に出てる人は、BDと言う障害鞍をつあってる人が多いです。

・馬場鞍
 馬場馬術用の鞍。鞍壺が深く、あおり側が長い。
 総合鞍、障害鞍と異なり、基本的に座ったままの正反動で弾かれにくく、なおかつしっかり押せるように設計されている。
 サドル部分は、障害鞍と反対でやや後傾している。騎乗者の足の内側全体が着くようにするために、鐙は基本的につま先で軽く触れている程度。慣れないと簡単に落馬します。
 価格は障害鞍と同じく、50万円前後が主流。
 馬場馬術を本気で目指す人は、持っておきましょう。ある程度乗れる人なら、馬場鞍に変えた瞬間に、馬のコントロールが段違いによくなります。

・競馬鞍
 レースサドルとも呼ばれますね。
 基本的に座る部分しかなく、とっても軽い。重量は500gから1kgほど。
 競馬以外の用途に使うことはできず、専門の訓練を積んだ人以外の使用は、非常に危険です。
 具合的に説明すると、サドル部分は鞍壺がほとんどなくフラットで、騎乗姿勢からわかるとおり膝当てもありません。鐙も競馬用のものはつま先がやっと引っかかる程度の小さいものなので、とてもじゃないですが素人が扱えるものではありません。
 安全性は皆無なので、間違っても素人は使わないでください。全日本クラスの乗馬経験者でも、かなり危険だというくらいなので。
 価格は3万5千円から4万円ほど。乗馬用の鞍に比べれば安いですが、耐久性はかなり低いです。


 競馬と乗馬、鞍だけとってもこれだけの違いがあります。
 ちなみに、鞍のメーカーは殆どが海外です。購入の際は、本体価格以外にも色々な諸経費がかかりますし、鐙革や鐙、クリーナーなど、揃えなければいけないものが多いので、結構お高くつきます。
 あと、本革で作られていますので、お手入れを怠るとあっという間にボロボロになります。使用後のクリーニングと、定期的な油入れは必ず行ってください。ちゃんと手入れさえすれば、乗馬指導員のようにハードな使い方をしない限り、20~30年は使えますよ。

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