国内三冠
国内三冠 日本の三冠。ホースマンの憧れであり、生涯一度の権利しかない。だからこそ、誰もが望み挑み続けるのかもしれない。
・牡馬三冠
対象レースは、皐月賞、日本ダービー、菊花賞。現在まで7頭が達成。
今年はドゥラメンテが行けると思ったのですが、残念ながら骨折と言うことで今季は絶望となりました。
三冠の価値は国内でも非常に高く、誰もが望み、挑み続けています。
他国に比べ期間が非常に長く、春から始まり終わるのは秋。距離も2000、2400、3000と長くなっていくので能力のほかに成長力と言うのも問われる。
長期間で競われる三冠は、他国にはない特徴であり、これこそが三冠を達成する最大の壁となっているのではないかと思われる。
・牝馬三冠
対象レースは、桜花賞、オークス、秋華賞。レース改定前はエリザベス女王杯だったのは、懐かしい記憶です。。
現在までに4頭が達成。
最後のレースが2400から2000に変更になり、全体的な難易度は下がったものの、レース自体の価値は高い。ここ数年で三冠馬が3頭も現れたことが、その印象をより強くしている。
この三冠の難しいことは、桜花賞とオークスの距離。1600ｍから2400ｍといきなり800ｍもの延長になり、一つは取れても二つ目が取れないと言うのが多い。
1600、2400、2000とスピードだけでも押し切れず、スタミナだけでも勝てないという過酷なレース。ある意味では、牡馬三冠にも引けを取らないほどの価値があるのではないあろうか?
日本の近代競馬はスピード時代へと移行している。
ただし、日本の競馬場は海外に比べて馬場自体が堅く、芝も短めにされている。そのために、非常にスピードが出やすい半面、馬の肢にかかる負担は相当なものとなる。
海外の馬に比べて、日本の競走馬に故障が多いのは、このせいだろも言われているが、運営側は真っ向から否定している。
全てではないにせよ、原因の何割かは馬場のせいだとも思うが……。
何にせよ、スピードを第一に据えたような日本の競馬は、長距離レースでさえ、後半だけのスピード競馬となっているのが現状である。
日本のホースマン達は、凱旋門賞や欧州の有名レースで勝つことを目標に挙げているが、スピード一辺倒の現状では不可能に近い。オルフェーブルの好走などは、まさに奇跡だったとしか言いようがない。
欧州のスピード不足、日本のスタミナ不足、似たような問題を抱える二つの競馬は、今後どのようにしていくべきか……大きな課題が立ちふさがっている。
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